CBDオイルという麻に含まれているカンナビジオール（Cannabidiol)という成分を含んだ製品が徐々に日本でも認知され、注目され始めてきています。

日本では、大麻取締法で大麻の葉、花、茎の使用に関して制限がかけられていますが、大麻の成熟した茎と種子とそれを利用した品物には規制がかけられていません。

日本には、そんな大麻の成熟した茎や種子を使った合法のCBD製品がオイルやカプセル、リキッドなど色々なCBDアイテムが販売されています。

そういったCBDを含んだ製品は未成年が使用できるのか、また、CBDアイテムに年齢規制はあるのかを、本記事では紹介していきたいと思います。

日本ではCBDに年齢制限は無い！

日本ではCBDに特に年齢制限はありません。

しかし、子どもが食べ物としてCBDを摂取した場合の事は今のところくわしく研究されておらず、摂取して何年もたった場合の影響はどのように出るかわかっていません。

また、CBDは副作用が出にくいと言われていますが、人によっては吐き気や頭痛が出ることがあるので子どもに与えるのは控えたほうがいいでしょう。

また、妊娠、授乳中の摂取は胎児への影響が出る恐れがあるのでそういった方にもすすめられていません。

CBDに年齢制限はないが、購入サイト自体に年齢制限がかけられている場合が多い！

CBDを販売しているサイトでは「あなたは２０才以上ですか？」という表示をするサイトも多くなっています。

なぜ、CBD自体の年齢制限自体はないのにこういう表示がされるのかというと、１９６０年代にイスラエルの研究者によってCBDが発見されたので歴史が浅くわかってないこともかなり多いので、未成年者が摂取してトラブルが起きるリスクを防ぐため購入サイトで年齢制限をかけていることが多いのです。

また、リキッドタイプでCBDを販売している場合がありそういうタイプの商品はVAPEや電子タバコを使って使用する事になるのでそういう物は未成年への販売が出来なくなっています。

未成年がCBD製品を使用する前に行うべき3つの確認！

このように CBDの研究は世界中で進んでいるものの、まだいまだにわかっていない事も多いため、未成年がCBD製品をどうしても使用するという場合には、最低限「厚生労働省の許可を受けている業者かどうか」「THCが含有されていないか」「持病や常備薬があるか」などをしっかりと確認して保護者の確認をとって使用するようにしましょう。

厚生労働省の許可を受けている輸入業者かを確認！

CBDの輸入は輸入時に厚生労働省の許可を取らなくてはいけません。許可を取っていない製品は違法なので、サイトで厚生労働省の許可を取っているという表記をしているお店から商品を購入をしましょう。

▶︎関連記事：CBDアイテムはどこで買える？売っている場所やおすすめの購入方法を徹底解説！

THCが含有されていないかを確認！

THC：テトラヒドロカンナビノール（Tetrahydrocannabinol)という成分は精神活性作用という気分がハイになる効果があることから日本では規制対象になっている成分があります。

きちんと厚生労働省からの許可を受けたフルスペクトラム（THCを微量に含有したもの）のCBD製品であれば良いですが、使用前にしっかりとTHCが入っていないことを「成分分析表」などで確認してから使いましょう。

もしくはブロードスペクトラム（THCを除去したもの）、アイソレート（CBDのみ）のものを使用しましょう。

▶︎関連記事：CBDと違法大麻（THC）の違いとは？依存性や中毒性は大丈夫なの？

▶︎関連記事：CBDのフルスペクトラム、ブロードスペクトラム、アイソレートって一体何が違うの？

持病や常備薬がある人は医師などに飲み合わせなどを確認！

多量のCBDは肝臓の酵素（CYP450)を阻害します。CYP４５０が阻害されると薬の代謝が悪くなり、作用時間の延長や血中濃度の上昇などが引き起こされる場合があります。

抗生物質、抗うつ薬、ステロイド、抗精神病薬などのたくさんの薬との相性があまり良くなく相互作用が起きる場合があるので飲み合わせには気をつけてください。

何か持病を持っていたり、常備薬がある場合には、きちんと医師に相談してから使用許可をとって使うようにした方が良いと考えられます。

海外ではCBDについての年齢制限はある？

アメリカではCBDはほとんどの州で合法で１８才以上であれば購入できます。しかし、アメリカは州ごとに法律が違うため、年齢制限が２０才以上の場合もあります。

また、イギリスではCBDを購入するための年齢制限はありません。

ドイツはEUで一番最初に医療用大麻を合法化した国なのでCBDへの理解があり、CBD使用の年齢制限はありません。

日本でCBD使用に年齢制限はないが、違法な輸入品などに注意！

日本ではCBDの使用に今のところ年齢制限はありません。

しかし、厚生労働省が認可していないCBD製品には違法であるTHCが含まれている可能性もあるので、ちゃんと認可された製品を信頼できるお店で購入しましょう。

決してメルカリやヤフオク、個人輸入など信頼性がとれないような場所で購入するのは辞めましょう。

また、薬との飲み合わせや副作用も気をつけてください。CBDの有効性と副作用を理解した上で安全に使用しましょう。